5月31日に、日比谷公園で大規模なデモがあった。その趣旨は、パンデミック条約に反対するというものだった。デモの参加者はとても怒っているようだったが、一体、何に対して怒っているのか、私には分からなかった。その後、相当な時間に及ぶYouTubeを視聴したので、論点を整理してみたい。
論点を大別すると以下の3点に集約できそうだ。
- コロナワクチンに関するもの
- 日本の将来に関するもの
- WHOに関するもの
順にポイントを列記する。
コロナ禍に対応するため、日本では延べ4億回以上のワクチンが摂取された。この頻度は、世界でも最高水準にあるらしい。高齢者の中には7回も摂取した人がいる。そして、ご案内の通り、ワクチンの副反応による健康被害が生じたのである。
では、ワクチンの副反応によって死亡した人数はどれ位なのか。この点、1つの目安となるのが超過死亡である。
2020年・・・コロナウイルス発生
2021年・・・ワクチン接種開始
従って、2021年以降の超過死亡が問題となる訳だが、これに関する統一的な見解は見つからない。2023年7月28日時点で、厚労省へ報告された死亡者の数は2076人であるという情報がある。2022年の超過死亡者数は12万人であるという説もある。また、民間によるシミュレーションだと思われるが、40万人だという説もある。但し、厚労省はこの40万人という説を否認している。
従って、一体コロナワクチンに基づく副反応で何人の日本人が死亡したのか、結局のところ良くは分からないのだが、一応、12万人以上が死んだのではないかと思う。大変な数である。いずれにせよ、昨今、日本の火葬場は大変混雑しているのであって、この点に異論はなさそうだ。
ちなみにコロナワクチンは、メッセンジャーRNAワクチン(”mRNA”)と呼ばれるものだが、これは本当にコロナウイルスに対して効果があったのか、という問題もある。当時、蔓延抑止効果があるとされていたが、その後、その効果は否定されたように記憶している。但し、重症化予防効果はあると言われていた。反対派によれば、それすらも否定されているようだ。この点も、実は良く分からない。
本来であれば、厚労省が金を出して調査を行えば、すぐに分かるはずだと思う。つまり、ワクチンを摂取した1000人と、摂取しなかった人1000人に聞き取り調査を行えば良いのだ。リスクは、コロナウイルスによる被害と、ワクチンによる被害があって、最終的にコロナワクチンを摂取することの便益が、リスクを上回っていたのか否か、統計上の結論を出せば良いのである。残念ながら、そのような統計調査を見つけることはできなかった。
ワクチンによって死亡した人の遺族や、現在も後遺症に悩まれている人は多いが、国の補償制度が充分に機能しているとは言えないようだ。
また、mRNAワクチンは治験の期間が短く、安全性に疑義があると主張する専門家も少なくない。
以上が、コロナワクチンに関する論点の概略である。
次に、日本の将来に関する問題がある。将来と言っても、それは今年の秋口のことなのである。
既に、コロナワクチンよりも新型のワクチンが開発されており、それは自己増殖型でレプリコンワクチンと呼ばれる。これはコロナワクチンよりもリスクが高いもので、未だ世界中の保険当局は認可を下していない。しかし、よりによって日本の厚労省は既に認可を下しているのである。そればかりか、既に日本の医薬品メーカー各社は、その生産に着手している。また、既に4千人程の治験者がその摂取を受けているとのこと。武見厚労大臣の説明によれば、このレプリコンワクチンの安全性は、ファイザー社製のコロナワクチンと同程度の安全性が確認されており、問題はないとのこと。本当だろうか? ファイザー社製のワクチンでどれ程の日本人が被害を受けたのか、その実態も分からないのに、更に危険だと言われるレプリコンワクチンの接種を始めるべきではないと思うのだが。
また、レプリコンワクチンを摂取した人の体内で増殖された物質は、その人の呼気や汗から他の人に感染するとも言われている。そうなると、日本列島全体がリスクを負うことになりはしないか。いや、日本発の世界的な被害が生じないだろうか、という問題まである。
通常、ワクチンの治験は、まずマウスが使われ、次にサル、そして人間へと適用される。しかし、昨今、治験用のサルの値段が高騰しているので、サルの代わりに日本人を使おうとしていると主張する反対派、専門家の指摘もある。
上にも記したが、このレプリコンワクチンの接種は、今年の秋にも日本国内で開始されようとしているらしい。
3番目のWHO(”World Health Organization”)の問題について述べよう。簡単に言うと、WHOは、パンデミックを利用して、その権限を強化しようとしているように見受けられる。つまり、パンデミックが発生した場合、WHOがその旨を認定する。そして、以後、各国の主権は制限され、加盟国はWHOの指示に従ってワクチン接種などの義務を負うという仕組みを構築しようとしているように見えるのである。最悪の場合、WHOの命令に従い、一般国民がワクチンの接種を強制されるリスクさえある。もちろん、日本の厚生省はそのようなリスクを否定しているのだが。
上記の動きに関連し、WHOはまず国際保健規則(International Health Regulation “IHR”)なるものを改定した。その採決の際、定足数を確認しなかったという疑念がある。また、WHOはPandemic Agreementを改定しようと目論んでいる。これを厚労省はパンデミック条約と訳しているが、パンデミック合意と訳すべきではないかという議論がある。パンデミック合意の改定については、まだ、採決されていない。
パンデミック合意に賛同する場合、日本国は国会でその旨を決議すべきだが、現在、国会での審議、決議を行うことに日本の外務省は消極的な態度を取っている。国会で審議されなかった場合、一般の日本国民は一体、どうやってこの問題を理解すれば良いのだろう。どうせ、マスコミだって報じる訳はないのだ。
ワクチンに関する論点整理は、以上である。何とも曖昧模糊とした話ではあるが、気を付けるに越したことはない。
比較的、素人にも分かり易く説明している動画があったので、1つだけそのリンクを添付しておこう。ワクチン問題についてお詳しくない方は、是非、ご覧ください。
- 私の推定だが、レプリコンワクチンとは広義のmRNAワクチンの一種だと思われる。
5/419時〜【生配信】”ワクチンに感染する?!”レプリコンワクチンって何?『mRNAワクチン中止を求める国民連合』発足インタビュー①村上康文先生✖️後藤均先生 (youtube.com)
ちなみに私自身は、レプリコンワクチンの接種は、断固として拒否しようと思っている。