文化認識論

(世界を記述する。Since July 2016)

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

No. 175 人の心の壊れ方(その1)

相変わらずバイクの動画を見ているのですが、これが面白くて仕方がないのです。私は、バイクを買うつもりも乗るつもりもないのですが、何故、面白いのだろうと考えたのですが、どうやら、バイクと人の関わり方が面白いということのようです。 最近バイクの世…

No. 174 長野県白馬村の写真

写真というのは、確かに大変な力を持っている。例えば、言葉で「その日は雲一つない晴天で」などと言われても、本当だろうかという気がします。しかし、例えば、次の写真をご覧いただければ、全てをご了解いただけると思うのです。 撮影場所は長野県白馬村で…

No. 173 人々を突き動かす心的イメージ

少し、ブログ更新の間が空いてしまいました。この間、日本は寒波に襲われ、草津では火山が噴火しました。皆様は、無事にお過ごしでしょうか。 私はと言うと、相変わらずビートルズを聞き、風呂上がりのビールを楽しんでおりました。昨日は、ちょっと駐車場の…

No. 172 命名、記号原理

対象、記号、意味、行動の4要素で、人間の認知・行動システムと多くの文化的事象を説明することができる。そして、これらの4つの要素は、いずれが欠けても、そのシステムや文化的事象は完結しない。私の知る限り、このような考え方を提唱した最初の人物は…

No. 171 人間と文化の仕組み

地上波のテレビ番組で「放送大学」というのがあるのをご存知でしょうか。先日、そこで「記号と人間」という大変興味深い(?)番組があったので、見てみました。優れた講義を再放送するというシリーズで、85とありましたので、多分、1985年に放送されたもの…

No. 170 再考、てるてる坊主

何の変哲もないある1日に、人はクリスマスだとかいって、意味を付与し、特異な行動をとる。昨年の末にはそんなことを考えていたのですが、年が明けますと、また、合理主義では理解のできない事柄が発生したのです。 まず、門松。きっと、これにも何らかの意…

No. 169 人工知能と文化(その2)

人工知能の発展段階につきまして、シンギュラリティということが論議の的になっているようです。技術というのは、右肩上がりに進歩して行く訳ですが、それは例えば毎年、倍の速度で発展を遂げる。最初は1の倍で2になりますが、その後は4、8、16、32という…

No. 168 人口知能と文化(その1)

記号ということを考えておりますと、その現代的な意義は“人口知能”にあることに気付かされます。YouTubeなどで検索しておりますと、驚くべき話が次々に出て来る。例えば、人口知能の専門家がこんな話をしていました。 「表象というのは哲学において発生した…

No. 167 ”記号密度”という考え方

大晦日には、新年のカウントダウンで、渋谷の交差点に若者が溢れかえったそうです。本日、1月2日には、初売りセールでデパートが賑わっているそうです。イスラエルでは水不足で、嘆きの壁に向かって雨乞いの儀式が行われているそうです。皆、“意味”を求めて…