文化認識論

(世界を記述する。Since July 2016)

反逆のテクノロジー(その1) はじめに

しばらくこのブログの更新が滞っていましたが、主にフランスの哲学者ミシェル・フーコー(1893-1984)を題材とした新規連載、「反逆のテクノロジー」を始めることに致します。本稿の目的は、フーコーの思想的な軌跡を学術的に検討するというものではありま…

暑中お見舞い申し上げます。

日ごとに暑さも増してきましたが、皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。今日、東京都内で確認されたコロナの感染者数は367人となり、記録を更新したそうです。暑きコロナの夏。なんとか生き延びようではありませんか。 さて、石の上にも3年と申…

実体法と手続法

法律は、制定法と判例法、刑事と民事など、いくつかの方法によって区分されますが、永年私が興味を持ってきた区分方法に、「実体法」と「手続法」というものがあります。実体法というのは、現実に即して、実質的な事柄を定めている法律を指します。その典型…

大西つねき氏の除籍について

世間一般の方々にしてみれば、大西氏がれいわ新選組を除籍になったからと言って、左程、インパクトのある話でないでしょう。しかし、支持者にしてみれば、一連の出来事は晴天の霹靂だった訳で、昨夜は熟睡できなかった人も少なくないと思います。 事実関係に…

話し言葉と書き言葉

どうやら1本の線のようなものが見えてきました。そこで今回は、少しまとめのようなことを書いてみることにします。 時間の経過に応じて、人間の社会が持っている常識や価値観は変化する。話はここから始まるのです。確かに、その変化は科学的な発見や環境の…

権力組織の落日

既にこのブログでは、「権力組織」について、何度か述べて来ました。この「権力組織」というのは、「権力を持った組織」という程の意味で、恐縮ながら私の造語です。それがどのような仕組みになっているのか、構成要素に分解してみると、次のようになります…

山本太郎に初めて感じた違和感

5日に投開票のあった東京都知事選ですが、私が推していた山本太郎さんは、惨敗したのでした。これはもう、言い訳のできるレベルではない。ご案内のこととは思いますが、主要な結果だけ、以下に記します。 投票率: 55.00% 得票数と得票率 小池百合子・・・3…

山本太郎と東京都知事選(その6) 埼玉より愛を込めて

権力をシステム化したもの、それが組織である。このテーゼを起点に考えてみますと、どうやらとても本質的な所に論議が及びそうなのです。 子供たちの世界には、ガキ大将が存在する。ガキ大将は、体が大きかったり、喧嘩が強かったりする訳で、子供集団におけ…

山本太郎と東京都知事選(その5) 野党共闘という欺瞞

現在行われている東京都知事選におきましては、立憲、共産、社民などの野党勢力は宇都宮氏を推薦しており、彼らは山本太郎さんが立候補したことについて「野党共闘の足並みを乱す行為だ」として、陰に陽に強力な批判を加えています。太郎さんを応援している…

山本太郎と東京都知事選(その4) エピステーメーと権力組織の経路依存性

つまり、こういうことではないだろうか。すなわち・・・ 権力をシステム化したものが、「組織」である。 上記の組織という言葉は、「権力組織」と言い換えた方がいいかも知れない。社会学においては、目的を持たない人間集団をゲマインシャフトと言い、目的…

山本太郎と東京都知事選(その3) 権力と組織

そもそも、権力とは何か。そんなことを考える訳です。権力は、政治を動かし、経済を動かし、社会を支配している。その源泉は、どこにあるのか。 権力とは、人間が望んでいる事柄を実現するための手段だと思う訳ですが、では、そもそも人間は何を望んでいるの…

山本太郎と東京都知事選(その2)

また1人、単独者が立ち上がった。立憲民主党に離党届を提出した須藤元気さんのことだ。消費税は減税すべきだ、山本太郎さんを応援したい、上の人には引退してもらいたい、とのこと。立憲の幹部にしてみれば、最後の「上の人には引退してもらいたい」というの…

山本太郎と東京都知事選(その1)

れいわ新選組の総会が開かれ、太郎さんの東京都知事選への立候補が取り沙汰されると、ツイッターを中心として、様々な意見が飛び交いました。驚いたことに、れいわ新選組のコアな支持者たちからも少なからず批判の声が挙がりました。そして、昨日、太郎さん…

遂に撮った! 野生のイノシシ

撮影日は、本日、2020年6月10日です。 繁みの中のイノシシ イノシシと目が合う イノシシと対峙する野良猫 撮影場所・・・日本国 猫県 野良郡 にゃんこ村 222番地 にゃんこ村は、実在する!

真理と権力

それにしても、現在の日本で幸福になることはとても難しい。もちろん、理由はコロナだけではありません。ちなみに私の場合は、次のような事柄で疲れてしまうのです。 モリ、カケ、サクラ、アンリにクロカワ。 前法相の河合克行氏は、アンリの選挙で金をばら…

コロナ疲れ

まったくもってだらしない話なのですが、私は、コロナに疲れてしまったようです。既に引退している私としては、特段の支障はないのですが、それでも外出時には気を使うし、近所の食堂なども営業時間やメニューを制限しています。最前線で戦っている医療従事…

文化認識論サマリー

これは一体、何の罰ゲームなのだろう? そう思わざるを得ません。コロナ禍を乗り越えるために、みんなで何かをしよう、ということであれば、まだ、元気が出る。しかし、現実は反対で、みんなで家に引きこもろう。何もしないようにしよう、というのが現在私た…

文化認識論(その37) パラダイム・シフト

ある政治家が言ったそうです。 「地方は干からびさせておいた方が良い」 その方が補助金の効果が上がる、ということだそうです。地方にはお金を回さない。すると、地方は貧乏になる。そしてある時、国が何らかの施設の建設を予定し、補助金をばら撒く。する…

文化認識論(その36) 権力と大衆の共謀

安倍政権はコロナ対策に失敗したのだ、と私は思います。1番目としては、新自由主義に基づき、かねてより病院のベッド数を削減しようとしてきたこと。これは現在も削減しようとしているのか、国会で揉めていました。2番目は、中国の春節の時期に、大量の中国…

文化認識論(その35) 単独者に栄光あれ!

昨晩、安倍総理の緊急事態宣言に関する会見がありました。どうやら、日本政府には全ての国民をこの危機から救う気はなさそうです。しかし、私たちには生きる権利がある。生き残ろうとすること、それは正しいことなのです。 まず、コロナ対策。アメリカの学者…

文化認識論(その34) 心の成長、3段階

結局、日本のコロナ対策が遅れたのは、東京オリンピックを予定通り開催したいがために、感染者数を低く抑えようとして、検査をしてこなかったことに原因がある。あげくの果てに、マスク2枚。これで日本は、世界の笑い者にされた。そして私は、コロリンピック…

文化認識論(その33) コロナと暮らす日常

世間では、非常事態宣言が話題となっておりますが、それは小池都知事が会見でロックダウンだとか、都市封鎖と発言したことに端を発しているのだと思います。しかし、日本の法律では、都市の公共交通である電車やバスの運行を止めたり、道路を封鎖したりする…

文化認識論(その32) 新型コロナを認識せよ

新型コロナで大変な事態となっている訳ですが、このような危機的な状況下においては、平時には見えにくい本質が見えてくることがあります。 私は、このブログで述べてきた次の2点について、確信を深めました。1つには、自分だけ幸福になることはできない、…

文化認識論(その31) 何が正しいのか

近代思想の象徴としての日本国憲法を考えますと、実は、これはとても自制的なものだと言えます。権力側に対しては、3つの規制を掛けている。平和主義、基本的人権の尊重、国民主権。他方、一般国民に対しては、ほぼ何も言っていない。どのような思想を持と…

文化認識論(その30) 文化の構成要素

ミシェル・フーコーが提唱したエピステーメーという概念は、何かに似ていると思っていたのですが、これは私が述べている「文化」に似ているのではないか。 「私は私と私の環境である。この環境を救わないなら私をも救えない。」 これは、スペインの哲学者で…

文化認識論(その29) エピステーメーと権力

フランスの哲学者ミシェル・フーコーは、「エピステーメー」ということを提唱しました。 「エピステーメー」は、思想がそれ自身を組織化することを可能にさせる「地下の」グリッドまたはネットワークである。それぞれの歴史的時代には、固有のエピステーメー…

スリスリ猫の花ちゃんと彼女の仲間たち

今日は、ちょっといい写真が撮れました。 スリスリ猫の花ちゃんと彼女の仲間たち 花ちゃん、こんにちは! それにしても、猫によってこんなに癒されるとは、思ってもいませんでした。

文化認識論(その28) 発想する力

過去の学者たちは、古代人や無文字社会の人々と現代人とでは、思考方法が異なると考えてきました。浅学の私もそう思ってきたのですが、本当にそうでしょうか。例えば、フランスの哲学者であるレヴィ=ブリュル(1857-1939)は、未開の人々の心性について「…

文化認識論(その27) 理性と狂気

「認識の6段階」と称して、私が提示した概念モデルについて、それなりに私は自信を持っています。例えば、宗教というのは4番の概念までは行くけれども、その後の原理と論理が欠けている。そういうことが分かる。但し、ここに示した論理に至る認識方法には、…

文化認識論(その26) 論理的思考の限界

本日、近所のドラッグストアへ行きましたら、トイレットペーパー等、平時の3分の1程度ではありますが、在庫があり、販売されていました。皆様、冷静に行動しましょう。 さて、「認識の6段階」など、人間の認識方法、認識能力ということを考えますと、その最…