文化認識論

(世界を記述する。Since July 2016)

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

この世は宴

人生とは、路上のカクテルパーティーである。 ミック・ジャガーは「シャタード」という曲の中で、そう歌った。(Life is a cocktail party on the street.) なるほど、うまいことを言うものだ。人間は無から生まれ、無に帰ってゆく。その間、無数の人々と出…

日本のシステム

この国に生まれ落ちると、まず、届け出に基づき戸籍が作成される。日本の戸籍制度は、多分、世界的に見ても例を見ない程、精度が高い。官僚の几帳面さがそうさせるのか、それとも家系にこだわるという半ば宗教的な価値観がそうさせているに違いない。やがて…

反逆のテクノロジー(その26) 「知」を開くリスクマネジメント

今日、東京都におけるコロナ新規感染者は、822人に達した。日本における累計の死者数は2千768人に及ぶ。(NHK調べ) その他にもコロナ不況に伴う解雇や雇止めが広がり、経済的な理由から自殺する人も急増している。大変な時代になった。これはもう、生きてい…

ジョンの人生

昨日は、ジョン・レノンの命日ということもあって、ジョンに関するいくつかの記事や写真がブログやツイッターに掲載された。つらつらとジョンについて考えていると思い当たることがあって、この記事を書くことにした。 思うに、人間が生きている世界を単純化…

反逆のテクノロジー(その25) 想像力と科学

哲学とは何かという大問題がある訳だが、初心者向けの説明として「神話に準拠しない思考方法」が哲学だと言われている。してみると、歴史的に人間の思考方法には「神話に準拠するもの」と「哲学的なもの」の2つがあることになる。 「神話に準拠する思考方法…

反逆のテクノロジー(その24) 中間的なまとめ

少し、本原稿の主眼なり、途中経過をまとめてみたいと思う。 現在、私はとても不安だし、社会に対する不満も抱えている。私は高齢者なので、コロナだって怖い。そもそも人間の体にはガン細胞が巣くっているのであって、この年まで生きてくると、ガンで死ぬの…