文化認識論

(世界を記述する。Since July 2016)

文明論

救済としての芸術(その3) 哲学はいつから科学になったのか

哲学と科学との間には、その起源から緊張関係が存在していた。最初の哲学者と言っても良いであろうソクラテスは、当時の自然学と決別し、独自の思想を構築したのである。しかし、多くの哲学者は、目覚ましい発展を遂げる数学や自然科学を横眼に見ながら、ど…

反権力としての文明論(その4) 権力についての試論 - 方針変更

権力とは何か。それを考えている訳だが、少し苦しくなってきた。例えば、私たちの身近には、常に水がある。私たちは、毎日それを飲んでいるが、水について考えることには困難が伴う。科学的なアプローチがあって、それに従えばH2Oということになる。しかし、…

反権力としての文明論(その3) 権力についての試論 - 宗教型

突然ながら、このシリーズ原稿において、私が提示すべき概念モデルのイメージが、固まりつつある。 主 体 → 文 化 → 権 力 → 真 理 (身体) ←―――――(知)―――――→ 例えば、ソクラテスのような偉人の人生を考えてみよう。幼少期においては、ソクラテスだって、遊…

反権力としての文明論(その2) 権力についての試論-暴力型

私たちの暮らしのそこかしこに、権力は存在する。時にそれは、とてつもなく不愉快なものであるが、人々はそれに気づくことなく、権力を行使したり、またはその被害者となったりしているに違いない。権力には、例えば国家権力のように大きなものから、男女間…

反権力としての文明論(その1) はじめに

国内において、犯罪が多発しては困る。だから、犯罪者を取り締まる警察権力が必要だ。国の外に目を向ければ、沢山の外国があって、どこかの国が攻めてくるかも知れない。だから、国民は一致団結して、強い権力を持った国家を設立する必要があるのだ。そう主…