文化認識論

(世界を記述する。Since July 2016)

2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧

魂の証明(その16) あとがき

読み返してみると、本稿もまた散漫であり、分かりにくいものとなってしまった。しかし、もう年末だし、ここで一区切りを付けたいと思う。但し、私には満足感というか、安堵感もある。 このブログを始めて、ほぼ10年がたつ。スマホでご覧いただいている方々に…

魂の証明(その15) 文明の誕生

この世界には、人間が関与しない自然がある。また、人間が関与しているものもある。こちらの方は、文明と呼ぶことにしよう。 世界 = 自然 + 文明 では、ソクラテスが登場する前の文明はどうなっていたのか。そこには、文化があった。換言すれば、文化しか…

魂の証明(その14) 論点整理

紀元前399年、アテナイの法廷。被告人ソクラテスは、数百人の陪審員を前に、地声を張り上げて演説を行った。多分、何らかの自己弁護を行うだろうと思っていた陪審員たちに向けて、ソクラテスは説教じみた話を始めた。陪審員たちが憤慨したであろうことは、想…

魂の証明(その13) 内発的な規範力

最近の私の読書の傾向としては、ソクラテスからプラトンへ行き、ストア派に行き着いたのである。その次となると、キリスト教になる訳だ。この時代に焦点を当てたのはフーコーで、その著作は「性の歴史」という4分冊の大作である。私は既に最初の3冊は読ん…

魂の証明(その12) 文化と知性

古代ギリシャについて調べていると、文明の起源のようなものが見えてくる。簡単にその経緯を記してみたい。 最も古い文明の足跡は、輪廻転生という世界観と神話にあるようだ。これらは宗教が生まれる遥か以前から存在していた。 例えば、爺さんが死んだとす…